OpticStudio のインストールに関するトラブル シューティング

本記事ではOpticStudio 立ち上げ時の問題への対処法とOpticStudio のインストールがスムーズに行われるための対処法について述べています。

著者 Alison Yates

Introduction

本記事ではOpticStudio のインストール時に発生するであろうエラーメッセージや問題をまとめてあります。現在起こっている問題に関連するセクションに進んで、問題解決のためのステップを見つけてください。問題が解決できない時のため、「サポートを受ける方法」セクションではサポートにコンタクトする方法が記載されています。

OpticStudio がライセンスコードを要求する場合

OpticStudio を初めて起動する場合、以下のようにライセンス コードを要求される場合があります。

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このダイアログ ボックス が表示された場合、OpticStudio のコピーが正しくインストールされ、ライセンスが正しく機能していることを意味しており、あとは OpticStudio をご自分のキーで実行できるようにするためのライセンス コード が必要な状態です。ライセンス コード のリクエストにつきましては「How to request an Opticstudio license code」を参照してください。

OpticStudio を起動しても何も起こらない場合

もしOpticStudio を起動しても何のエラーも出ず、何も画面に映らない場合は、OpticStudio が動作に必要とするWindows コンポーネント が見つからない場合が一般的です。解決するためにはWindows のバージョンとアップデートを以下の様に確認してください。

1.OpticStudio のシステム要件のページからお使いのWindows のバージョンがサポートされているか確認して下さい。特にWindows XP とVista はOpticStudio のバージョンによってはサポートされていません。

  1. Windows のアップデートを確認してください。

  2. オプショナルなアップデートも含めてインストール可能なすべてのアップデートをインストールしてください。ただし、オプショナルなハードウェア デバイス のドライバや マイクロソフトのアプリケーション(例えばBing やSkype 等)のアップデートは不要です。

全てのWindows のアップデートを行いたくない場合は、OpticStudio が要求する以下のリストのアップデートを手動で行うこともできます。

Windows のバージョン アップデート手順
Windows 7                  
Windows Server 2008 R2
1.OpticStudio 16 以上のバージョンはサービスパック1が必要です。スタートボタンをクリックし、コンピュータを右クリックし、プロパティをクリックしてシステムインフォメーションページを開いて確認してください。「Windows エディション」の下にただ単に「Windows7 」とだけ書いてあり、後ろに何もつかない場合はサービスパックがインストールされていません。コンピュータの管理者か社内のIT 部門にお問い合わせください
2.2015年4月のアップデートをインストールしてください。このアップデートは多くのアプリケーションに必要なもので、右のリンクからダウンロードできます。「KB3020369」
3.上記のアップデートの後「Universal C Runtime Update」をインストールしてください。
4.上記のアップデートを行ったあともう一度OpticStudio を開いてみてください。もしこの状態でも起動しない場合は、「Visual C++ 再頒布可能パッケージの再インストール」 のセクションに移動してください。
Windows 8.0
Windows 8.1
Windows Server 2012 R2
注記:OpticStudio 16.5 SP1 以降のバージョンではWindows 8.0 はサポートしておりません。すべてのWindows 8.0 ユーザーは無償でWindows 8.1 にアップグレード可能です。
1.以下のWindows アップデートをインストールしてください。Windows 8.0 は「KB3096053 」、Windows 8.1 は「KB3021910 」です。
2.Windows 8.1 とWindows Server 2012 R2 は同様に「2014年4月のアップデート 」を適応してください。
3.上記のアップデートをインストールした後、Windows 8.0 の「Universal C runtime Update 」または、8.1 の「 Universal C runtime Update 」をインストールしてください。
上記のアップデートを行ったあともう一度OpticStudio を開いてみてください。もしこの状態でも起動しない場合は、「Visual C++ 再頒布可能パッケージの再インストール」のセクションに移動してください。
Windows 10 Windows 10 にはすでにすべての必要なアップデートが含まれていますが、「アニバーサリ アップデート(バージョン1607かビルド14393として知られています。)」かそれ以降のバージョンがお勧めします。「このリンク」でアニバーサリーアップデートがインストールされているか確認してください。その後「Visual C++ 再頒布可能パッケージの再インストール」のセクションに移動してください。

Visual C++ 再頒布可能パッケージの再インストール

この件については、以下の通りにすれば簡単に解決できます。
Windows 7 :コントロールパネル→プログラムと機能
Windows10:設定→アプリ から再頒布可能パッケージを右クリックし、「変更(Change)」を選び、「修復(Repair)」をクリックします。

上記を試してもOpticStudio が立ち上がらない時は、「サポートを受ける方法」セクションまでスキップしてください。

OpticStudio がライセンスキーを認識しない場合

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「Zemax キーが見つかりません」というエラーが出るときは、お使いのライセンス タイプ により手順が異なります。ライセンス タイプ がわからない時は、「OpticStudio ライセンスの識別」を参照してください。シングルユーザー ライセンス をお使いの方は、以下の表のリンク先を参照してください。

シングルユーザー ライセンス のタイプ 参照ページ
黒色の USB キー
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「黒色の USB ライセンスに伴う問題のトラブル シューティング 」
シングルユーザー ソフトキー
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「ソフトキー ライセンス の問題のトラブル シューティング 方法」
赤色の USB キー&緑色の USB キー
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「「How to troubleshoot red or green USB license issues」

黒色の USB キーを使用したネットワーク サーバー をご使用の場合は、「Installing OpticStudio with a Black USB network hardkey.」中の「Client troubleshooting」セクションを参照してください。
ソフトキーか、赤色の USB キーのネットワーク ライセンス を使用したネットワーク サーバー をご使用の場合は、「OpticStudioネットワークライセンス用にキーサーバーとクライアントを構成する方法」を参照してください。

OpticStudio が. NET Framework を要求した場合

OpticStudio の動作のためにはWindows . NET Framework が正常にインストールされている必要があります。普通はインストール中にOpticStudio に必要なバージョンの. NET Framework をMicrosoft からダウンロードしますが、インストール中にエラーが発生することもあります。. NET Framework が正常にインストールされてい場合や修理が必要な場合は、以下の様なエラーが発生します。このエラーはOpticStudio 16.5 SP1 にて. NET Framework 4.6.2 が要求されているところです。

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このエラーの解決のために、最初に. NET Framework の「システム要件」が満たされているかを確認します。まとめると以下の様になります。

  • Windows 7:. NET Framework 4.6.2 をインストールするためにはサービス パック 1がインストールされている必要があります。特にOpticStudio 16.5 以降のバージョンではサービス パック 1がインストールされていないと、OpticStudio のインストールの自体も失敗します。
  • Windows 8.0:. NET Framework 4.6.2以降のバージョンの. NET Framework はWindows 8.0 ではサポートされていません。Windows 8.1 にアップグレードしてください。同様にOpticStudio 16.5 SP1 以降のバージョンではWindows 8.1 である必要があります。
  • Windows 10:「アニバーサリ アップデート(バージョン1607またはビルド14393)」以降のバージョンをインストールされることをお薦めします。「このリンク 」でアニバーサリ アップデートがお使いのパソコンにインストールされているか確認できます。 . NET Framework 4.6.2 はアニバーサリ アップデートに含まれています。Windows 10 のアニバーサリ アップデート以前のバージョンをお使いの方は、以下のリンクから. NET Framework のみを個別にインストールすることもできます。

「OpticStudio は動作を停止しました」というエラーが発生したり、Zemax File Collector が即座に起動したりする場合

OpticStudio を起動したときに「動作が停止しました」という文が含まれていたり、類似のエラーメッセージが出る場合、OpticStudio の動作に必要なWindows コンポーネントがなかったり、壊れている場合があります。OpticStudio 18.7 以降のバージョンではクラッシュが起きると、自動的にZemax File Collector ユーティリティが開かれ、サポートのためにクラッシュ レポート を弊社宛に送れるようになりました。ですが、クラッシュ レポート を送る前に、以下の手順を試してみてください。

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上記のエラーを解消するための最初の手段はOpticStudio が必要としている各種ソフトのパッケージの再インストールと確認です。以下の様にします。

1.お使いのコンピュータがインターネットにアクセスできる場合、Step 2 へ進んでください。
インターネット接続ができない場合、上記に書いてある適切な Microsoft . NET Framework をダウンロードしてください。
. NET Fremework 4.6.2 は「このリンク 」で取得できます。

2.OpticStudio インストールフォルダーの OpticStudio_Prerequisites.exe を立ち上げてください。デフォルトのフォルダは「C:\Program Files\Zemax OpticStudio」です。

3.この実行ファイルをクリックすると、インストールを示すプログレスボックス が立ち上がります。Prerequisite インストーラはほとんどのコンポーネントを再インストールします。マシン上にすでに存在することが確認できればスキップし、完了すると自動で閉じます。

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4.インストール完了後OpticStudio を再度起動してみてください。

5.もしOpticStudio が起動しなかったとしても、重要なほとんどのコンポーネントがインストールされていることが確認できました。一般的なエラーの一つは、インストールされたプログラムの一覧に乗っているにも関わらず、Microsoft Visual C ++ の再頒布可能パッケージが完全にインストールされていないことです。この修正には「Visual C++ 再頒布可能パッケージの再インストール」のセクションを参照してください

6.OpticStudio の起動を試みてください。もしまだトラブルがあるようでしたら「サポートを受ける方法」セクションに移動してください。

OpticStudio がタイトルロゴ画面でハングアップした場合

このセクションではOpticStudio が起動した後、以下のロゴ画面でハングアップし、動かなくなった場合について解説します。OpticStudio がライセンスを認識すると、ロゴ画像の右下にOpticStudio のエディション(スタンダード、プロフェッショナルまたはプレミアム)が表示されます。この状態はOpticStudio が完全に起動していることを示しています。

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もしエディションがロゴ画面に現れない場合、OpticStudio の起動が何らかの要因によりブロックされていると考えられます。この問題はアンチウィルスソフトにより、OpticStudio のライセンス確認プロセスがブロックされて起こることがわかっています。

Mcafee 社のEnterprise antivirus /security 以外のソフトをお使いの場合は、お使いのアンチウィルスソフトがOpticStudio の起動時に何かのファイルをブロックしていなかったか確認してください。ブロックされやすいファイルとしては「HASP」が含まれる名前のファイル("hasp_RT.exe or hasplms.exe "等)やOpticStudio のインストール フォルダ(デフォルトでは: C:\Program Files\Zemax OpticStudio )の中のファイルです。ブロックされたファイルが見つからない時は「サポートを受ける方法」セクションに移動してください。

所属されている組織や会社でMcAfee 社のEnterprise をご利用になっているときは、「ホスト侵入防止システム(HIPS )」機能が原因と思われます。この機能が原因かどうかは、HIPS を一時的にOFFにすれば確認できます。ただし、HIPS は起動されるごとに有効になってしまいますので、永続的には解決できません。方法は以下の通りです。

1.システムトレイにあるMcafee アイコンを右クリック します(通常は赤い盾の中にMが書かれたアイコンです)。

2.無効(Disable)タブの「HIPS を無効にする(Disable HIPS Protection )」を選びます。

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3.OpticStudio の起動を試してみてください。

4.もしこれでOpticStudio が起動できるのならば、IT 部門に「C:\Program Files\Zemax OpticStudio\hasp_rt.exe」をMcafee アドミニストレータ コンソール のホワイトリストに入れてもらうよう、要請してください。

問題が解決しない場合は「サポートを受ける方法」セクションに進んでください。

サポートを受ける方法

インストールの問題が解決しない場合は、「support@zemax」 宛にemail をお送りください。また、OpticStudio 18.7 以降のバージョンをお持ちの場合、クラッシュした時にZemax File Collector が起動します。このツールは問題解決のための情報を集めるためのものです。このツールの使い方については「How to report a problem or possible bug to Zemax Support 」を参照してください。

メールを送る場合は、以下の項目をご連絡ください。

  • エラーメッセージ や状況のスクリーンショットや説明
  • 行っていただいたトラブル シューティング の手順の概要
  • USB キーをお使いの場合は、キーのLED ライトが付いているかどうか
  • お使いのライセンス シリアル 番号(ソフトキーや緑色または赤色のUSBキーの場合はLと1に続く5桁の数字(L1* * * * * ) の形式です。黒色のUSB キーの場合はUSB キー自体に刻印された5桁の数字( * * * * * )の形式となります。)

問題の原因を迅速に突き止め、必要に応じてエスカレートするには、これらの情報が必要となります。

References

参考

OpticStudio は起動できたが、クラッシュのレポートやバグ報告を行いたい場合は、「How to report a problem or possible bug to Zemax Support.」を参照してください。

OpticStudio 起動中にグラフィックウィンドウが遅くなる場合は, 「Troubleshooting UI issues in OpticStudio」を参照してください。

OpticStudio の画面が黒く(ブランク)画面になった場合は 「What to do if the graphics windows in OpticStudio are black or blank.」を参照してください。

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