OpticsViewer のインストールに関するトラブル シューティング

本記事ではOpticsViewer 立ち上げ時の問題への対処法とOpticsViewer のインストールがスムーズに行われるための対処法について述べています。

著者 Matthew Sutton

Introduction

本記事ではOpticsViewer のインストール時に発生するであろうエラーメッセージや問題をまとめてあります。現在起こっている問題に関連するセクションに進んで、問題解決のためのステップを見つけてください。問題が解決できない時のため、「サポートを受ける方法」セクションではサポートにコンタクトする方法が記載されています。

OpticsViewer を起動しても何も起こらない場合

OpticsViewer を起動しても何のエラーも出ず、何も画面に映らない場合は、OpticsViewer が動作に必要とするWindows コンポーネントが見つからない場合が一般的です。解決するためにはWindows のバージョンとアップデートを以下の様に確認してください。

  1. Windows 7 Sp1、8.1 または Windows 10 か同等の Server OS's (2008 r2 以上)が必要です。
  2. オプショナルなアップデートも含めてインストール可能なすべてのアップデートをインストールしてください。ただし、オプショナルなハードウェア デバイス のドライバや マイクロソフトのアプリケーション(例えばBing やSkype 等)のアップデートは不要です。

OpticsViewerのPrerequisites パッケージを再インストールして確認します。

  1. お使いのコンピュータがインターネットにアクセスできる場合、Step 2 へ進んでください。インターネット接続ができない場合、上記に書いてある適切な Microsoft . NET Framework をダウンロードしてください。. NET Fremework 4.6.2 は「このリンク 」で取得できます。 
  2. OpticsViewer インストールフォルダーの OpticsViewer_Prerequisites.exe を立ち上げてください。デフォルトのフォルダは「C:\Program Files\Zemax OpticsViewer」です。
  3. この実行ファイルをクリックすると、インストールを示すプログレスボックス が立ち上がります。Prerequisite インストーラはほとんどのコンポーネントを再インストールします。マシン上にすでに存在することが確認できればスキップし、完了すると自動で閉じます。

 

Prerequisites

 

  1. インストール完了後OpticsViewer を再度起動してみてください。
  2. もしOpticsViewer が起動しなかったとしても、重要なほとんどのコンポーネントがインストールされていることが確認できました。一般的なエラーの一つは、インストールされたプログラムの一覧に乗っているにも関わらず、Microsoft Visual C ++ の再頒布可能パッケージが完全にインストールされていないことです。この修正には「Visual C++ 再頒布可能パッケージの再インストール 」のセクションを参照してください。

Visual C++ 再頒布可能パッケージの再インストール

この件については、以下の通りにすれば簡単に解決できます。コントロールパネル→プログラムと機能(Windows 7)または設定→アプリ から再頒布可能パッケージ(Windows 10)を右クリックし、「変更(Change)」を選び、「修復(Repair)」をクリックします。

  • OpticsViewer は2010、2012、2017 年版が必要です。

 

Redistributables

 

Repair

 

再頒布可能バージョンが見つからない時は以下のリンクよりダウンロードしてください。

上記を試してもOpticsViewer が立ち上がらない時は、「サポートを受ける方法」セクションまでスキップしてください。

 

OpticsViewer がライセンスキーを認識しない場合

 

Error_message

 

「Zemax キーが見つかりません」というエラーが出るときは、お使いのライセンス タイプ により手順が異なります。

ネットワークサーバーにアクセスしようとしている場合は、「OpticsViewerのネットワーク ライセンス のインストール方法」を参照してください。

 

OpticsViewer が. NET Framework を要求した場合

OpticsViewer の動作のためにはWindows . NET Framework が正常にインストールされている必要があります。普通はインストール中にOpticsViewer に必要なバージョンの. NET Framework をMicrosoft からダウンロードしますが、インストール中にエラーが発生することもあります。. NET Framework が正常にインストールされてい場合や修理が必要な場合は、以下の様なエラーが発生します。このエラーはOpticsViewer にて. NET Framework 4.6.2 が要求されているところです。

 

Error1

 

このエラーの解決のために、最初に. NET Framework の「システム要件」が満たされているかを確認します。まとめると以下の様になります。

  • Windows 7:. NET Framework 4.6.2 をインストールするためにはサービス パック 1がインストールされている必要があります。特にOpticsViewer にはサービス パック 1がインストールされていないと、OpticsViewer のインストールの自体も失敗します。
  • Windows 8.0:. NET Framework 4.6.2以降のバージョンの. NET Framework はWindows 8.0 ではサポートされていません。Windows 8.1 にアップグレードしてください。同様にOpticsViewer はWindows 8.1 である必要があります。
  • Windows 10:アニバーサリ アップデート(バージョン1607またはビルド14393)」以降のバージョンをインストールされることをお薦めします。「このリンク 」でアニバーサリ アップデートがお使いのパソコンにインストールされているか確認できます。 . NET Framework 4.6.2 はアニバーサリ アップデートに含まれています。Windows 10 のアニバーサリ アップデート以前のバージョンをお使いの方は、以下のリンクから. NET Framework のみを個別にインストールすることもできます。

システムの最低条件を満たしている事を確認したのち、 . NET Framework をインストールしてください。. NET Fremework 4.6.2 は「このリンク 」で取得できます。

上記を試してもOpticsViewer が立ち上がらない時は、「サポートを受ける方法」セクションまでスキップしてください。

 

「OpticsViewer は動作を停止しました」というエラーが発生したり、Zemax File Collector が即座に起動したりする場合 

OpticsViewer を起動したときに「動作が停止しました」という文が含まれていたり、類似のエラーメッセージが出る場合、OpticsViewer の動作に必要なWindows コンポーネントがなかったり、壊れている場合があります。クラッシュが起きると、自動的にZemax File Collector ユーティリティが開かれ、サポートのためにクラッシュ レポート を弊社宛に送れるようになりました。ですが、クラッシュ レポート を送る前に、以下の手順を試してみてください。

 

Error 2

 

上記のエラーを解消するための最初の手段はOpticsViewer が必要としている各種ソフトのパッケージの再インストールと確認です。以下の様にします。

  1. お使いのコンピュータがインターネットにアクセスできる場合、Step 2 へ進んでください。インターネット接続ができない場合、上記に書いてある適切な Microsoft . NET Framework をダウンロードしてください。. NET Fremework 4.6.2 は「このリンク 」で取得できます。 
  2. OpticsViewer インストールフォルダーの OpticsViewer_Prerequisites.exe を立ち上げてください。デフォルトのフォルダは「C:\Program Files\Zemax OpticsViewer」です。
  3. この実行ファイルをクリックすると、インストールを示すプログレスボックス が立ち上がります。Prerequisite インストーラはほとんどのコンポーネントを再インストールします。マシン上にすでに存在することが確認できればスキップし、完了すると自動で閉じます。

 

Prerequisites

 

  1. インストール完了後OpticsViewer を再度起動してみてください。
  2. もしOpticsViewer が起動しなかったとしても、重要なほとんどのコンポーネントがインストールされていることが確認できました。一般的なエラーの一つは、インストールされたプログラムの一覧に乗っているにも関わらず、Microsoft Visual C ++ の再頒布可能パッケージが完全にインストールされていないことです。この修正には「Visual C++ 再頒布可能パッケージの再インストール 」のセクションを参照してください。
  3. 上記を試してもOpticsViewer の起動を試みてください。もしまだトラブルがあるようでしたらが立ち上がらない時は、「サポートを受ける方法」セクションまでスキップしてください。

 

OpticsViewer がタイトルロゴ画面でハングアップした場合

このセクションではOpticsViewer が起動した後、以下のロゴ画面でハングアップし、動かなくなった場合について解説します。

 

Splashscreen

 

この問題はアンチウィルスソフトにより、OpticsViewer のライセンス確認プロセスがブロックされて起こることがわかっています。

Mcafee 社のEnterprise antivirus /security 以外のソフトをお使いの場合は、お使いのアンチウィルスソフトがOpticsViewer の起動時に何かのファイルをブロックしていなかったか確認してください。ブロックされやすいファイルとしては「HASP」が含まれる名前のファイル("hasp_RT.exe or hasplms.exe "等)やOpticsViewer のインストール フォルダ(デフォルトでは: C:\Program Files\Zemax OpticsViewer )の中のファイルです。ブロックされたファイルが見つからない時は「サポートを受ける方法」セクションに移動してください。
所属されている組織や会社でMcAfee 社のEnterprise をご利用になっているときは、「ホスト侵入防止システム(HIPS )」機能が原因と思われます。この機能が原因かどうかは、HIPS を一時的にOFFにすれば確認できます。ただし、HIPS は起動されるごとに有効になってしまいますので、永続的には解決できません。方法は以下の通りです。

  1. システムトレイにあるMcafee アイコンを右クリック します(通常は赤い盾の中にMが書かれたアイコンです)。

  2. 2.無効(Disable)タブの「HIPS を無効にする(Disable HIPS Protection )」を選びます。

 

Disable_HIPS

 

  1. OpticsViewerの起動を試してみてください。
  2. もしこれでOpticsViewer が起動できるのならば、IT 部門に「C:\Program Files\Zemax OpticsViewer\hasp_rt.exe」をMcafee アドミニストレータ コンソール のホワイトリストに入れてもらうよう、要請してください。

問題が解決しない場合は「サポートを受ける方法」セクションに進んでください。

 

サポートを受ける方法

インストールの問題が解決しない場合は、「support@zemax.com」宛にemail をお送りください。

メールを送る場合は、以下の項目をご連絡ください。

  • エラーメッセージ や状況のスクリーンショットや説明
  • 行っていただいたトラブル シューティング の手順の概要
  • お使いのライセンス シリアル 番号、Lと1に続く5桁の数字(L1* * * * * ) の形式の連絡

問題の原因を迅速に突き止め、必要に応じてエスカレートするには、これらの情報が必要となります。

KA-01859

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