この記事では、調整ドロップダウンの2つのツール, クイック フォーカスとスライダの使い方を説明します。
著者 Thomas Pickering
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[クイック フォーカス] (Quick Focus)
添付ファイルにはシングルレットの設計が含まれています。以下の画像は、このレンズのレイアウトとスポット ダイアグラムです。
スポット ダイアグラムの下の方にある大きなスポットサイズからもわかるように、このシングルレットの性能は最適ではありません。この性能低下の大きな要因は、像面の位置がシングルレットの背面から 100 mm の任意の位置にあることです。レイアウトを見ても、現在選択されている像面が「ベスト フォーカス」ではないことは明らかです。 このため、OpticsViewer のクイック フォーカス ツールを使用して、像面の位置を調整することができます。クイック フォーカスは、像面の前の面の厚みを調整して、像面を「ベスト フォーカス」の位置に配置する OpticsViewer の機能です。
[調整] (Adjust)...[クイック フォーカス] (Quick Focus)を選択して、クイック フォーカス ダイアログを開きます。ターゲットとする「ベストフォーカス」は、選択した基準によって異なります。シングルレットでは、セントロイドを基準としたスポットサイズ半径を使用します。[スポット サイズ半径] (Spot Size Radial) を選択し、[セントロイドを使用] (Use Centroid) にチェックを入れます。
OK をクリックして[クイック フォーカス] (Quick Focus) ツールダイアログを実行して閉じます。
像面の前の面の厚みが自動的に変更されていることに注意してください。解析ウィンドウはデフォルトで自動的に更新されますが、更新されない場合は、ウィンドウの左上隅にある更新をクリックして、それぞれを個別に更新することができます。像面の位置を新たに選択しただけで、パフォーマンスにかなりの変化が見られるはずです。最も重要なことは、最大視野での RMS と幾何学的スポットサイズが 2 倍以上減少したことです。
[スライダ] (Slider)
シングルレットのスポットサイズが後面の曲率半径の変化に伴ってどのように変化しますか。これは、1つまたは複数のパラメータの許容範囲にわたってシステムの挙動を調べるのに便利です。
[調整] (Adjust)...[スライダ] (Slider) を選択してスライダ ツールを開き、以下のように設定します。
面 2の半径の開始値と停止値を入力し (OpticsViewerは必要な値を適切に推測します)、スライダを使用してこの範囲内の値を手動で調整するか、[実行] (Animate) ボタンを押して OpticsViewer に値をループさせることができます。スポット ダイアグラムは、面 2 の半径が変化すると自動的に更新されます。パラメータを変更すると、開いているすべてのウィンドウを更新するか、指定したウィンドウだけを更新するかを選択できます。
KA-01866
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