OpticsBuilder ライセンシングとインストール

この記事では、OpticsBuilder のインストール手順とライセンス処理手順について説明します。OpticsBuilder では、Zemax ライセンス マネージャを使用して、ライセンス管理者とエンド ユーザーのアクセス権を管理します。Zemax ライセンス マネージャと OpticsBuilder ソフトウェアのインストールを取り上げるほか、エンド ユーザーが経験すると考えられる問題のトラブルシューティングにも触れます。新たなツールとして Zemax 設定トラブルシュータ ツールが導入されています。このツールは、エンド ユーザーのコンピュータを解析し、インストールとライセンス処理に関する問題を洗い出します。

著者 Jacob Hart

Introduction

OpticsBuilder では、キーサーバーにインストールした共有ネットワーク ライセンスを使用して、ライセンスへのアクセスを管理します。ライセンス管理者は、キーサーバーに Zemax ライセンス マネージャと OpticsBuilder のライセンスをインストールし、MyZemax.com でエンド ユーザーにライセンスを割り当てます。エンド ユーザーは、任意のコンピュータに OpticsBuilder ソフトウェアをインストールして、そのコンピュータからキーサーバーにあるライセンスにアクセスします。ユーザーが 1 人のみであれば、OpticsBuilder をインストールしたコンピュータにキーサーバーを置くことができます。この場合は、両方のインストール タイプに対応できます。OpticsBuilder のライセンス管理者とユーザーの方々は、この記事に目を通すことで、OpticsBuilder のインストールとライセンス処理のプロセスのほか、その過程で発生する問題を解消する方法も明確に理解できるようになります。

OpticsBuilder のアクティベーション コードを受け取っているライセンス管理者の方は、「OpticsBuilder のライセンスのインストール」から始めてください。

OpticsBuilder のライセンスが割り当てられたことを通知する電子メールを受け取っていても、アクティベーション コードを受け取っていない場合は、「エンド ユーザーによる OpticsBuilder のインストール」の手順に従い、使用しているクライアント マシンに OpticsBuilder をインストールします。

OpticsBuilderのライセンスのインストール

MyZemax.com

インストールに着手する前に、一定の準備措置を完了しておく必要があります。OpticsBuilder のライセンス管理者は、ライセンスのアクティベーションに関する情報を記した電子メールと、MyZemax.com での登録完了を案内する電子メールを受け取ります。

ライセンス管理者は、MyZemax.com で OpticsBuilder のライセンスにエンド ユーザーを追加する必要もあります。

MyZemax.com で登録を完了すると、すべてのユーザーが以下の処理を実施できるようになります。

  • ソフトウェアのダウンロードにアクセスする。
  • サポート案件を提出する。
  • ユーザー フォーラムにアクセスする。
  • ナレッジ ベースの記事にアクセスする。

最初の手順 - ライセンス管理者

OpticsBuilder は、マルチユーザー ライセンスまたは共有ネットワーク ライセンスで販売されています。ライセンス管理者は、エンド ユーザーからライセンスへのアクセスを MyZemax.com で管理します。ライセンス管理者がライセンスを管理するための最初の手順は以下のとおりです。

  1. ライセンス番号とアクティベーション コードを記したライセンス供与の電子メールを受け取ります。 
  2. Myzemaxへの案内を記した電子メールを受け取り、Myzemax.com での登録を完了します。MyZemax への案内を受け取っていない場合は、既に自社のアカウントがあることが考えられます。Myzemax.com の [Sign In] ページからパスワードのリセットを依頼できます。
  3. MyZemax.com でエンド ユーザーを同僚として追加します。新しいライセンスのエンド ユーザーとして同僚を割り当てます。同僚の追加とエンド ユーザーの割り当てについては「MyZemax に関する、よくある質問」を参照してください。

上記 3 点の処理を完了したうえで以下の処理に進みます。

 

インストールのシナリオ

OpticsBuilder のライセンスをネットワークで使用するシナリオとして 2 種類があります。アクティベーションのプロセスではインターネットへのアクセスが必要です。

 

ネットワーク サーバーでのアクティベーション

ほとんどのインストール作業では、企業ネットワークにアクセスできるサーバー マシンに Zemax ライセンス マネージャ (ZLM) がインストールされます。このシナリオでは、このサーバー マシンを使用して、クライアント マシン用のライセンスをアクティベーションし、管理します。この方法では、Zemax ライセンス マネージャのインストール先とする Windows マシンのみが必要です。SolidWorks やCreoなどの CAD パッケージは不要です。サポートされている OS として、64 ビット版の Windows 7 Service Pack 1、Windows 8.1、Windows 10、Windows Server 2008 R2 SP1、Windows Serverどの OS バージョンでも、Microsoft .NET Framework 4.6.2 以降が必要です。注意 :アクティベーションのプロセスではインターネットへのアクセスが必要です。
 

以下の図 1 は、このネットワーク構成を示しています。

図 1 : ネットワーク ライセンス サーバー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1. OpticStudio をはじめとする他の Zemax ソフトウェアのネットワーク ライセンスが既存のサーバー上にある場合は、何らかのバージョンの Zemax ライセンス マネージャ (ZLM) がインストール済みであることが考えられます。ただし、ホスト マシン上にある ZLM のビルド日付が 2020 年 1 月よりも前の場合、OpticsBuilder をアクティベーションするには、その既存の ZLM を最新バージョンに更新する必要があります。この最新の ZLM は、OpticsBuilderのダウンロード ページからダウンロードしてインストールできます。そのインストールの際に、既存のバージョンを最新バージョンにアップグレードできます。 

2. ZLM をインストールした後、目的のライセンスをアクティベーションします。アクティベーションのプロセスではインターネットへのアクセスが必要です。ライセンス管理者は、以下の図に示すように、ZLM の [新規ライセンス] (New License) タブでライセンス番号、アクティベーション コード、および MyZemax.com のログイン情報を入力します。この入力操作ではインターネットへのアクセスが必要です。

図 2 : [新規ライセンス] (New License) 画面
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


3. アクティベーションを完了すると、図 3 に示す ZLM の [ライセンスの表示] (View License) タブに、OpticsBuilder で使用できるライセンスが表示されます。ライセンス管理者は、ここに表示されている製品名、有効期限、ライセンス シート数が正しいことを確認する必要があります。この段階で Zemaxの [ライセンス ポリシー] (Licensing Policies)ページに目を通しておくことをお勧めします。このページでは、ライセンスの機能、ライセンスのバックアップ、ライセンス紛失の防止、紛失したライセンスに関するポリシーについて詳しく説明しています。

図 3 :ZLM の [ライセンスの表示] (View License)

 

4. ライセンスにエンド ユーザーを追加していない場合は、MyZemax.com にログインしてエンド ユーザーを追加します。

5. この段階で、エンド ユーザーは「エンド ユーザーによる OpticsBuilder のインストール」にある手順に従い、それぞれのクライアント マシンに OpticsBuilder をインストールできます。
 

ローカル ライセンスのアクティベーション

ネットワーク ライセンスをサーバー上で共有するのではなく、ユーザーのマシンに単独のネットワーク ライセンスをローカルで置くこともできます。ローカル ライセンス ユーザーがライセンスを管理する一般的な手順は以下のとおりです。

  • ライセンス番号、アクティベーション コード、OpticsBuilder のダウンロード リンクを記したライセンス供与の電子メールを受け取ります。
  • yZemax.com への登録を完了します。
  • OpticsBuilder をダウンロードしてインストールします。
  • ライセンスをアクティベーションします。アクティベーションのプロセスではインターネットへのアクセスが必要です。

1. OpticsBuilderをダウンロードして、そのインストーラを起動します。この方法では、OpticsBuilder をインストールするマシンに CAD パッケージをインストールしておく必要があるほか、そのマシンでの管理者権限が必要です。現在のところ、OpticsBuilder の SolidWorks バージョンが利用可能です。まもなく、Creo バージョンも利用可能になる予定です。

2. OpticsBuilder を正常にインストールすると、Zemax ライセンス マネージャ (ZLM) の [新規ライセンス] (New License) ページが開き、そこで OpticsBuilder のライセンスをアクティベーションできます。図 5 に示すように、電子メールで受け取ったライセンス番号とアクティベーション コード、および MyZemax.com のログイン情報を入力します。

ヒント :このアクティベーション プロセスではインターネットへのアクセスが必要です。また、ライセンスをアクティベーションできるのは 1 回限りです。

図 5 :ZLM での新規ライセンスのアクティベーション


 

3. ZLM でライセンスをアクティベーションすると、図 6 に示すように、OpticsBuilder のシートが 1 つ使用できるようになっていることがわかります。

ヒント :この段階で Zemaxの [ライセンス ポリシー] (Licensing Policies) ページに目を通しておくことをお勧めします。このページでは、ライセンスの機能、ライセンスのバックアップ、ライセンス紛失の防止、紛失したライセンスに関するポリシーについて詳しく説明しています。

4. これで、ZLM を終了し、SolidWorks などの CAD パッケージを起動すると、それが機能することを確認できます。CAD パッケージを起動したときに [Unable to start Opticstbuilder. Would you like to run the Zemax Troubleshooter?] (OpticsBuilder を起動できません。Zemax トラブルシュータを実行しますか?) というエラーが表示された場合は、以下の「ライセンスのトラブルシューティング」を参照してください。

すべてが正常であれば、このプロセスは完了です。今後、別のユーザーへのライセンス移管が必要になった場合は、そのための処理方法が、この記事に用意されています。ライセンスの移管を受けるユーザーがそのライセンスのエンド ユーザーであることを、ライセンス管理者が確認する必要もあります。この確認があれば、ライセンス移管を完了できます。「Myzemaxに関する、よくある質問」を参照してください。

図 6 :ZLM の [ライセンスの表示] (View License)
 

 

エンド ユーザーによる OpticsBuilder のインストール

ライセンス管理者がエンド ユーザーを MyZemax.com に追加し、そのエンド ユーザーにライセンスを割り当てると、そのユーザーは以下の情報を受け取ります。

  • MyZemax.com での登録を案内する電子メール (未登録の場合)
  • ライセンス割り当てを通知する電子メール

1. 上記の情報を受け取ったエンド ユーザーは、OpticsBuilderのダウンロード ページ から OpticsBuilder をダウンロードしてインストールできます。現在のところ、OpticsBuilder は SolidWorks のアドインなので、SolidWorks のバージョン 2017、2018、2019、2020、またはCreo が必要です。正常にインストールするには管理者権限も必要です。

2. インストールの通常の手順に従います。インストールの最後で、Zemax ライセンス マネージャが自動的に開きます。[ライセンスの表示] (View License) タブを開きます。

  • このタブに OpticsBuilder のライセンスが表示されていれば、Zemax ライセンス マネージャを閉じ、SolidWorks などの CAD ソフトウェアを起動できます。エンド ユーザーが OpticsBuilder のライセンスを使用するには、図 4 に示すように、MyZemax.com のユーザー名 (電子メール アドレス) とパスワードの入力が求められます。必要な操作は、これで終了です。
  • OpticsBuilder のライセンスが表示されない場合、または CAD パッケージを起動したときに [Unable to start Opticstbuilder. Would you like to run the Zemax Troubleshooter?] (OpticsBuilder を起動できません。Zemax トラブルシュータを実行しますか?) というエラーが表示された場合は、以下の「ライセンスのトラブルシューティング」を参照してください。

図 4 :Zemax へのログイン
 

 

OpticsBuilderによるソフトウェアのサポート

CAD ソフトウェア - サポート対象バージョン

OpticsBuilder は SolidWorks のバージョン 2017、2018、2019、2020、およびCreo をサポートする、SolidWorks のアドインです。

Windows のサポート

OpticsBuilder では、SolidWorks に対して 64 ビット版の Windows 7 SP1、Windows 8.1、および Windows 10 をサポートしています。Windows Server 2012 (64 ビット) Standard Edition も SolidWorks でサポートされています。2020 年 1 月を過ぎると、Microsoft でも SolidWorks でも Windows 7 はサポート対象外になります。

OpticsBuilderのライセンス処理に関してよくある質問

キーサーバーに接続しないオフライン状態で OpticsBuilder を使用できますか。

できます。OpticsBuilder のネットワーク ライセンスを使用しているエンド ユーザーは、そのライセンスをチェック アウトしてオフラインで使用できます。チェック アウトするには、図 6 に示すように、Zemax ライセンス マネージャで [チェック アウト] (Check Out) をクリックします。チェック アウトした OpticsBuilder ライセンス シートは、サーバー上でネットワーク ライセンス管理者が指定した日数だけオフラインで使用できます。ライセンス キーサーバー上でライセンス管理者がライセンスのチェック アウトを可能にする方法について詳しくは、こちらを参照してください

 

OpticsBuilder をオフラインでインストールできますか。

できます。OpticsBuilder をオフラインでインストールして使用する必要があるユーザーは、赤色の USB ハードキーの手配を依頼する必要があります。このハードキーは、可搬型の OpticsBuilder ライセンスとして機能し、コンピュータの USB ポートに接続すると ZLM に表示されます。オフラインでインストールするには、DirectX 9.0cMicrosoft .NET Framework を手動でインストールする必要があります (Microsoft .NET Framework 4.6.2 がリンクされていますが、これより新しいバージョンも使用できます)。
通常、これらのプログラムは OpticsBuilder をインストールする過程でダウンロードされ、インストールされます。

 

共有ライセンスのネットワーク アクセスとログ記録を管理するにはどうすればいいですか。

ライセンス サーバー上の ZLM で使用する管理インターフェイスとしてセンチネル管理制御センター (SACC) があります。SACC を使用すると、OpticsBuilder を対象として、ライセンスの管理、ログ記録へのアクセス、ライセンスのトラブルシューティングが可能です。SACC にアクセスするには、図 7 に示すように、[トラブルシューティング] (Troubleshoot) ページの [センチネル管理制御センターの起動] (Launch Sentinel Admin Control Center) リンクをクリックします。これにより、図 8 に示すグラフィカル インターフェイスが開きます。キーサーバー上でセンチネル管理制御センターを使用する方法について詳しくは、こちらを参照してください

図 7 :ZLM - トラブルシューティング

図 8 :センチネル管理制御センター (SACC)

 

ライセンスのトラブルシューティング

ZLM でライセンスの使用に関する問題が発生すると、SolidWorks のアドインを読み込むときに、図 6 に示すメッセージが表示されます。
 

図 9 :OpticsBuilder のライセンスに関するエラーのダイアログ

 Unable to start Opticstbuilder. Would you like to run the Zemax Troubleshooter?

 

Zemax の設定に関するトラブルシューティング

図 9 に示すダイアログ ボックスで [はい] (Yes) を選択すると、Zemax 設定トラブルシュータ (ZST) が起動します。ZST は、ユーザーのコンピュータからインストール状況とライセンスに関する情報を収集します。OpticsBuilder のインストール先ディレクトリ (通常は C:\Program Files\OpticsBuilder) にある ZemaxTroubleshooter.exe ファイルを実行することにより、手動で ZST を起動することもできます。ZST のダイアログ ボックスを図 10 に示します。
 

図 10 :Zemax 設定トラブルシュータ (ZST)

ZST を使用すると、OpticsBuilder やサポート ソフトウェアで発生したエラーを、その場で確認できます。ライセンス エラーの発生やユーザーによる手動操作によって ZST が起動すると、ユーザーのシステムが自動的にスキャンされ、その結果が表示されます。

OpticsBuilder が適切に動作するようにインストールされていれば、図 10 のボックスがすべてチェックされています (CAD ソフトウェアを使用していない場合、CAD ソフトウェアの検出を指定するボックスはチェックされません)。.NET バージョンと ZemaxServer.exe の存在を確認する項目のいずれにも [はい] (Yes) が指定されている必要があります。ZST では、そのスキャン結果を添付して OpticsBuilder のサポートに情報を送信できます。送信するには、図 10 に示す ZST の右下隅にある [電子メールの送信] (Send Email) をクリックします。なお、ZST では、トラブルシューティングを容易にするために、使用しているコンピュータや OpticsBuilder のインストール状況に関する詳しい情報を収めた別のファイルが、サポートに直接送信されます。
 

Zemax ライセンス マネージャにアクセスできない場合の措置

ZLM にアクセスできなくなった場合は OpticsBuilder を再インストールする必要があります。再インストールでも問題が解決しない場合は、OpticsBuilder のサポートに電子メールで問い合わせます。ライセンスをアクティベーションして使用してきたにもかかわらず、そのライセンスが ZLM に表示されなくなった場合は、まず、ライセンスが置かれたネットワークにクライアント マシンを接続していることを確認します。そのように接続したクライアント マシンである場合は、「キーサーバーが動作していない場合はどうすればいいですか。」を参照してください。

 

HASP DLL が存在しないとどうなりますか。

 

HASP DLL が存在していれば、キーサーバーが確実に正しく動作します。HASP DLL のチェックボックスが空の場合は、以下の 2 種類の解決方法があります。

1.  Zemax ライセンス マネージャの [トラブルシューティング] (Troubleshoot) タブを開き、[HASP ドライバの確認] (Check HASP Drivers) を選択します。表示されるすべてのポップアップで [はい] (Yes) または [許可] (Allow) を選択します。問題がなければ、[OK] のステータス メッセージが 2 回表示されます。


2. OpticsBuilder のインストール先ディレクトリ (通常は C:\Program Files\OpticsBuilder) にある OpticsBuilder_Prerequisites.exe を実行することによって HASP DLL を再インストールします。
 

キーサーバーが動作していない場合はどうすればいいですか。

キーサーバーが適切に動作するには、Windows で Sentinel LDK サービスが正しく実行されている必要があります。このサービスの実行に問題があると、ライセンスが表示されなくなります。ZST で [重要なサービスの実行] (Key Service Running) ボックスがチェックされていない場合は、Sentinel LDK サービスを再起動する必要があります。

Sentinel LDK サービスの実行を確認する方法として、以下の 2 種類があります。

1.  Zemax ライセンス マネージャの [トラブルシューティング] (Troubleshoot) タブを開き、[HASP ドライバの確認] (Check HASP Drivers) を選択します。表示されるすべてのポップアップで [はい] (Yes) または [許可] (Allow) を選択します。問題がなければ、[OK] のステータス メッセージが 2 回表示されます。


 

2. Windows の [スタート] (Start) メニューに移動し、services.msc を検索語として検索します。[サービス] (Services) ウィンドウが開きます。[サービス] (Services) ウィンドウにある一覧で、Sentinel LDK License Manager を探します。[Sentinel LDK License Manager] を右クリックして [再起動] (Restart) を選択します。[再起動] (Restart) が表示されていない場合は [開始] (Start) を選択します。
 

 

.NET Framework に問題があるとどうなりますか。

通常は、OpticsBuilder が正しく機能するように、そのインストールの過程で、Microsoft .NET Framework がバージョン 4.6.2 以降に更新されます。動作中に .NET Framework に関するエラーが表示される場合は、まず、.NET Framework が最小バージョンの仕様を満足していることが ZST に示されているかどうかを確認します。.NET Framework の更新オプションが管理者によってロックされている場合は、OpticsBuilder の動作に伴ってエラーが報告されています。.NET Framework のバージョンを手動で確認するには、この Microsoft のページにある手順に従います。

Windows の言語ローカライゼーション設定が英語になっていない場合も、.NET Framework の問題が発生することがあります。Windows で小数点として「.」(ピリオド) ではなく「,」(カンマ) を使用すると、光線追跡エラーの原因となる固有の問題が発生しています。Windows のローカライゼーション設定を変更するには、管理者権限でログインして次の手順に従います。

  1. [コントロール パネル] (Control Panel) を開きます。
  2. [地域] (Region) または [地域と言語] (Region and Language) を選択します。                                   
  3. [管理] (Administrative) タブを選択します。
  4. [システム ロケールの変更] (Change System Locale) を選択します。
  5. 言語を変更します。
  6. コンピュータを再起動します。

 

ZemaxServer.exe ファイルが見つからないのはなぜですか。

ウイルス対策プログラムの中には、OpticsBuilder のインストール先ディレクトリにある ZemaxServer.exe ファイルを脅威と見なして隔離するものがあります。ZemaxServer.exe ファイルが存在しないと ZLM が動作しません。McAfee や Windows Defender をはじめとするウイルス対策ソフトウェアで、この問題が発生してきました。ZemaxServer.exe ファイルが隔離されている場合は、このファイルをウイルス対策ソフトウェアの隔離から復元する必要があります。

  • McAfee で隔離されたファイルを復元するには、こちらの指示に従います。
  • Windows Defender で隔離されたファイルを復元するには、こちらの指示に従います。

 

DirectX のバージョンを確認する方法

Zemax 設定トラブルシュータでは、インストールされている DirectX のバージョンが確認されません。コンピュータにインストールされている DirectX のバージョンを手動で確認するには、[スタート] (Start) ボタンの隣にある Windows 検索バーに「dxdiag」と入力します。OpticsBuilder で動作する DirectX の最小バージョンは DirectX 9.0c です。OpticsBuilder をインストールする際に、9.0c が自動的にインストールされます。
 

ファイルのハッシュにファイル エラーが表示されています。どうすればいいですか。

図 7 に示す Zemax 設定トラブルシュータの画面下部には、OpticsBuilder のインストール先ディレクトリにあるファイルに関するハッシュ情報が表示されます。ファイルのハッシュをスキャンすることにより、OpticsBuilder に必要な正しいファイルがすべて揃っていることを確認できます。ファイルのハッシュにエラーが表示される場合は、重要なファイルがインストール先に存在していないので、OpticsBuilder のサポートに電子メールで問い合わせる必要があります。
 

CAD パッケージから OpticsBuilder を起動できません。どうすればいいですか。

CAD パッケージで OpticsBuilder アドインがアクティブになっていることを確認します。SolidWorks では、[ツール] (Tools) → [アドイン] (Add-Ins) に移動することでアドインのメニューにアクセスできます。OpticsBuilder アドインの左右にあるボックスをチェックして OpticsBuilder をアクティブにし、SolidWorks の次回セッションを開始するときに自動アクティブ化が有効になるようにします。OpticsBuilder アドインをアクティブにした後、アドインの読み込みに 30 秒ほどを要します。OpticsBuilder アドインをアクティブにすると、OpticsBuilder のライセンスが使用されていることも Zemax ライセンス マネージャで確認できます。
 

図 11 :SolidWorks アドイン

 

CreoのOpticsBuilderを1つのセッションで有効にするには、次の手順に従います。

  1. ツール...ユーティリティ...補助アプリケーションに移動します。
  2. OpticsBuilderを選択
  3. 登録(Register)を選択
  4. C:Program Files\OpticsBuilder へ移動
  5. Opticsbuilder.dat を選択し、OpticsBuilderを登録します。
  6. [スタート]を選択して、[補助アプリケーション][OpticsBuilder]アドインを起動します。

 

 

OpticsBuilderは20秒以内にロードされ、最初に開いたときにいくつかのファイルがドキュメント(Documents)フォルダにコピーされます。

毎回のセッション開始時に自動的にCreoにOpticsBuilderを登録するには

  1. 管理者としてメモ帳(NotePad)を開きます。
  2. C:\Program Files\PTC\Creo 5.0\M020\Common Files\text へ移動します。
  3. ファイルの種類ドロップダウンで、ファイルの種類を「テキスト ドキュメント」から「すべてのファイル」に変更します。
  4. config.proまでスクロールダウンしてファイルを開きます。
  5. テキスト・ファイルの最後に、以下の行をコピーして貼り付けます(ご使用の OpticsBuilder のバージョンに合わせてパスを変更してください)。 PROTKDAT C:\Program Files\OpticsBuilder\OpticsBuilder.dat

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