黒のUSBライセンスに伴う問題のトラブルシューティング

この記事は、黒の USB キー ライセンスに関連する問題の解決のみを目的としており、ライセンス コードの入力を求められたときの対処法を含めて説明します。赤の USB キー、緑の USB キー、ソフトキーのライセンスは対象外です。

著者 Don Dickinson

Introduction

たまにお使いの黒の USB キーライセンスに問題が発生することがあります。Zemax サポートチームが確認した最も一般的なエラーの一部をここにまとめました。ブ黒の USB キーでエラーが発生した場合は、以下の手順に従ってください。それでも問題が解決しない場合は、この記事の「サポートの依頼」セクションに移動して、Zemax サポートチームに連絡してください。

注: この記事に進む前に、黒の USB キーのライセンスを持っていることを確認してください。ライセンスのシリアル番号は22000から40999の間で、以下の写真のようになります(お使いのマシンにシングル ユーザ ライセンスが添付されている場合)。

 

ネットワーク ライセンス

ここで説明する手順は、クライアント コンピュータに USB キーを接続しているユーザ向けではなく、黒の USB キーを接続したサーバーにネットワークを介してアクセスするユーザ向けです。ネットワーク サーバーへの接続では、クライアント側で Sentinel USB キー ドライバ ソフトウェアのインストールを必要としません。したがって、クライアント コンピュータに USB キーを接続する使用方法は、この記事の対象外です。

ライセンス コードの要求

OpticStudio を初めて実行すると、以下のようにソフトウェアの起動を許可するためのライセンス コードの入力を求められることがあります。ライセンス コード入力ダイアログ ボックスが表示された場合は、お使いの OpticStudio が正しくインストールされており、キーが正しく動作していることを意味します。ライセンス コードを要求する手順については、「Opticstudio ライセンス コードを要求する方法」を参照してください。

代わりに「新規キー」または「アクティベーション コード」の要求が表示された場合、これは USB キーには適用されません。Opticstudio を起動できない場合、ライセンスが機能していないか、設定が必要な場合があります。USB ライセンスが点灯している場合は、この記事の [ライセンスが点灯しても Opticstudio が開けない] セクションに移動します。点灯しない場合は、[シングル ユーザー ライセンスが認識されない、または点灯しない] セクションに移動します。

 

 

 


ライセンスが点灯しても Opticstudio が開けない

このセクションは、接続時にライセンスが点灯し、Zemax ライセンス マネージャの [ライセンスの表示] または [ライセンス情報] ページの下部にライセンスが表示されているにもかかわらず、 Opticstudio を起動しようとすると、「キーが見つかりませんでした」と表示される場合に適用されます。

  • まず、他のソフトウェア用のライセンスではなく、Zemax ライセンスを使用していることを確認します。すべての Zemax ブラック USB ライセンスには、ライセンス番号が刻印されています。黒の USB キーは、22000 から 40999 までの番号でなければなりません。例えば、写真のライセンスは29966です。この番号がない場合は、Zemax ライセンスではありません (または 2006 年以前のライセンスであり、Zemax および Opticstudio 2009 以降ではサポートされていません)。お使いのZemaxライセンスを探して、もう一度試してみてください。 

  • そして、Opticstudio が上記のようにライセンス コードを要求していないことを確認してください。コードを要求する場合、ソフトウェアが起動する前にそれを取得する必要があります。
  • 最後に、Opticstudio が他のライセンスではなく USB をデフォルト ライセンスとして選択するように、Zemax ライセンス マネージャで "Use Black USB key" ボタンまたはチェックボックスを選択してみてください。多くの場合、これだけで動作させることができます。

それでも動作しない場合は、以下の「情報収集」セクションに移動して、Zemax サポート チームが問題をトラブルシューティングするのに役立つ診断情報を入手してください。



 

シングル ユーザー ライセンスが認識されない、または点灯しない

ここでは、Opticstudio がインストールされているマシンに接続されている黒の USB ライセンスに適用されます。「Zemax キーが見つかりません (下図参照)」というメッセージが表示され、Zemax ライセンス マネージャの「ライセンスの表示」または「ライセンス情報」ページの下部にライセンスが表示されない場合は、USB キーが差し込まれていないか、USB ポートが機能していないか、ドライバが適切にインストールされていないか、またはキー自体が誤動作していることを意味します。キーの最後に緑色のライトが点灯しない場合は、以下の手順に従って問題をトラブルシューティングしてください。

 



基本的なトラブルシューティング

以下のドライバの再インストールを試す前に、以下の手順を試してみてください。

  • まず、Zemax のライセンスを使用しているかどうかを確認してください。すべての Zemax 黒の USB ライセンスにはライセンス番号が刻印されています。例えば、写真のライセンスは 29966 です。この番号がない場合は、Zemax ライセンスではありません (または 2006 年以前のライセンスであり、Zemax および Opticstudio のバージョン 2009 またはそれ以降ではサポートされていません)。お使いのZemaxライセンスを探して、もう一度試してみてください。

 

  • ライセンスが Zemax キーであることを確認したら、コンピュータを再起動します。Opticstudio をインストールしたばかりの場合、ドライバのインストールが完了するまでに再起動が必要になることがよくあります。再起動後にキーが点灯するかどうかを確認します。
  • それでも点灯しない場合は、ライセンス キーをコンピュータの他のすべての USB ポートに差し込んでみてください。1つのUSBポートが動作しなくなったり、適切なWindowsドライバがインストールされていない場合があります。USBハブ、ラップトップのドッキングステーション、モニター、キーボードのUSBポートではなく、コンピュータに直接差し込むことをお勧めします。別のポートでキーが点灯していれば、使用可能な状態になっているはずです。

上記のいずれの方法でも問題が解決しない場合は、対処方法 1 に進み、ドライバを確認して再インストールします。

対処方法 1 - キー ドライバのインストール

通常、OpticStudio バージョン 15 サービス パック 2 以降では、USB キー ドライバがソフトウェア本体と同時に自動的にインストールされます。何らかの理由でドライバが自動的にインストールされていない場合は、以下の手順で最新ドライバをインストールします。

  1. コンピュータから USB キーを取り外します。
  2. こちらのリンクからキー ドライバ ソフトウェアを直接ダウンロードするか、Zemax のダウンロード ページにアクセスします。黒の USB キー用の Sentinel システム ドライバは [リソース ファイル] (Resource Files) のセクションにあります。
  3. ウンロードしたファイルを起動し、デフォルト設定を選択します。"何らかのエラー メッセージが表示された場合は、内容を書き留めたうえで対処方法 2 に進みます。
  4. エラーが発生しなかった場合は、USB キーを再度接続し、その緑色の LED が点灯することを確認します。
    LED が点灯しない場合は対処方法 2 に進みます。対処方法 2 - すべてのドライバ情報のアンインストールと再インストール

 

対処方法 2 - すべてのドライバ情報のアンインストールと再インストール

最新のキー ドライバをインストールしても OpticStudio が USB キーを認識しない場合は、キー ドライバのインストールでエラーが発生している可能性があります。これを解決するには、キー ドライバをアンインストールして再インストールする必要があります。これを行うには、以下の手順に従ってください。

  1. 管理者権限のユーザ アカウントでマシンにログオンします。
  2. コンピュータから USB キーを取り外します。
  3. Windows システムが 32 ビット版または 64 ビット版のいずれであるかを確認します。ヒント: OpticStudio 16 以降は、64 ビット版 Windows の使用が必須要件となっています。OpticStudio と Windows としてそれぞれ 64 ビット版をインストールしている場合は、手順 4 以降の 64 ビット版向け手順に進んでかまいません。
    1. 使用している OS が Windows の 32 ビット版または 64 ビット版のいずれであるかを確認するには、以下の手順に従います。
      • Windows 7 の場合は、[スタート] (Start) → [コントロール パネル] (Control Panel) → [システム] (System) を選択します。
      • Windows 8.1 または 10 の場合は、[スタート] (Start) ボタンを右クリックし、メニューから [システム] (System) を選択します。
      • システムのタイプを確認します。

 

  1. Zemax のダウンロード ページにアクセスし、[リソース ファイル] (Resource Files) セクションを展開します。手順 3 で確認した Windows が 32 ビット版であるか 64 ビット版であるかに応じて、それに対応する SSD Cleanup ユーティリティをダウンロードします。
  2. ダウンロードした ZIP ファイルを開き、そこに収められた SSDCLEANUPXXX.EXE ユーティリティを起動します。次のウィンドウが表示されます。

 

 

  1. 「Y」を入力して Enter キーを押すとクリーンアップが始まります。この処理には約 1 分を要します。
  2. コンピュータを再起動します。
  3. こちらのリンクからキー ドライバ ソフトウェアを直接ダウンロードするか、Zemax のダウンロード ページにアクセスします。Sentinel システム ドライバは [リソース ファイル] (Resource Files) のセクションにあります。
  4. ダウンロードしたファイルを起動し、デフォルト設定を選択します。何らかのエラー メッセージが表示された場合は、内容を書き留めたうえで対処方法 3 に進みます。
  5. エラーが発生しなかった場合は、USB キーを再度接続し、その緑色の LED が点灯することを確認します。
    LED が点灯しない場合は対処方法 3 に進みます。

 

対処方法 3 - 手動によるドライバのインストール

上記の方法ではエラーが発生して Sentinel キー ドライバをインストールできない場合は、以下の手動インストールを実行します。

  1. 黒の USB キーを接続します。
  2. こちらのリンクからドライバ ファイルをダウンロードして開きます。[Extract] ボタンをクリックすると、ファイルが C:\Sentinel_Key_Driver_manual に展開されます。
  3. [スタート] (Start) メニューの検索ボックスに「デバイス」と入力し、Windows のデバイス マネージャーを探し出して開きます。

 

 

  1. "その他のデバイス "に "Sentinel Hardware Key "または "Safenet Sentinel "としてリストアップされているはずです。これらの項目のいずれも表示されない場合は、失敗している可能性があります。Zemax サポートに連絡するには、「サポートの依頼」に移動してください。

 

     

 

  1. [Sentinel Hardware Key] を右クリックし、[ドライバの更新] (Update driver software) を選択するか、[プロパティ] (Properties) を開いて [ドライバの更新] (Update driver) をクリックします。

 

  1. [コンピューターを参照してドライバー ソフトウェアを検索] (Browse my computer for driver software) を選択します。

 

 

  1. ドライバの検索先とするフォルダを選択します。
  • 手順 2 でファイルをダウンロードして開いた場合は、C:\Sentinel_Key_Driver_manual を検索先として参照します。
  • これまでに Sentinel キー ドライバをインストールしたことがある場合は、C:\Program Files (x86)\Common Files\SafeNet Sentinel\Sentinel System Driver を検索先として参照します。
  1. [次へ] (Next) をクリックします。「Windows はドライバを正常に更新しました」 (Windows has successfully updated the driver) というメッセージが表示され、キーの緑色の LED が点灯します。さらに、デバイス マネージャーの [ユニバーサル シリアル バス コントローラ] (Universal Serial Bus controllers) セクションに [Safenet Sentinel Hardware Key] が表示されます (下図参照)。このように表示された場合は、OpticStudio を再度起動し、キーが正常に動作していることを確認します。

 

 

インストール処理中に何らかのエラーが発生した場合は、その内容を書き留めておきます。さらに、[Safenet Sentinel Hardware Key] をダブルクリックしてプロパティを表示し、具体的なエラー内容を確認します。エラーのスクリーンショットを取得するか、その内容を書き留めます。対処方法 4 に進みます。

 

対処方法 4 - 他のコンピュータでのキーの確認

「Zemax キーが見つかりません」 (Cannot find Zemax key) というメッセージが表示される状態が継続する場合、またはドライバのインストールに失敗する場合は、キーまたはコンピュータにハードウェア面の障害が存在する可能性があります。どこに問題があるかを特定するための簡単な方法として、別のマシンに OpticStudio をインストールしてみる方法があります。両方のマシンで同じ問題が発生する場合は、USB キーに問題があるので、交換するために弊社まで返送してください。一方のマシンでは正常に動作し、他方では動作しない場合は、下記の「詳細情報の収集」に進み、Zemax サポートに問い合わせます。

 

OpticStudio と USB キーの接続が失われた場合の処置

ここに示す手順は、通常は USB キーが正常に機能するものの、OpticStudio の使用中にキーが見つからないというメッセージが表示されることがある場合に適用します。

まず、USB キーはコンピュータ本体のポートに接続することをお勧めします。これにより、外付けの USB ハブや LCD モニターなど、USB ポートを備えたハードウェア機器に起因する問題を回避できるからです。

次に、USB キーをマシン本体のポートに直接接続しても効果がない場合は、そのポートのセレクティブ サスペンドが無効になっていることを確認します。次のスクリーンショットのように、[コントロール パネル] (Control Panel) → [電源オプション] (Power Options) → [プラン設定の変更] (Edit Plan settings) を選択し、[詳細な電源設定の変更] (Change advanced power settings) をクリックします。[USB 設定] (USB Settings) → [USB のセレクティブ サスペンドの設定] (USB Selective Suspend settings) を展開し、[無効] (Disabled) に設定します。
注: Windows7以下にのみ適用されます。
注: Parallels のような仮想マシンを使用して Mac 上で OpticStudio を実行している場合は、OSX と Windows の両方で以上の設定を確認する必要があります。

 

 

USB キーとの接続が失われる状態が継続する場合は、キーまたはコンピュータにハードウェア面の障害が存在する可能性があります。どこに問題があるかを特定するための簡単な方法として、別のマシンに OpticStudio をインストールしてみる方法があります。両方のマシンで同じメッセージが表示される場合は、キーに問題があるので、交換するために弊社まで返送してください。

一方のマシンでは正常に動作し、他方では動作しない場合は、下記の「詳細情報の収集」に進み、Zemax サポートに問い合わせます。
 

詳細情報の収集

黒の USB キーが機能しない状態が継続する場合は、Sentinel Advanced Medic を使用すると問題に関する詳細情報を収集できます。

  1. USB キーを接続します。
  2. こちらのリンクから Sentinel Advanced Medic をダウンロードします。
  3. ダウンロードした Sentinel_medic_1.3.exe ファイルを開きます。[OK] → [Extract] をクリックします。デフォルトでは、ファイルが c:\sentinel_medic_1.3 に展開され、Sentinel Advanced Medic アプリケーションが自動的に起動します。
  4. [Enable logging] ボックスをチェックします。
  5. [Troubleshoot] ボタンをクリックして診断テストを開始します。
  6. 「Successfully generated System log file」というメッセージが表示されるまで、[Acknowledge] ボタンを繰り返しクリックすることが必要な場合があります (下図は診断が完了したときのスクリーンショットです)。

 

 

テストが完了したら、診断結果のスクリーンショットを取得します (下図が必要なスクリーンショットです)。
さらに、Sentinel Advanced Medic の展開先フォルダに保存されたログ ファイル Sentinellog.txt を確保します。
デフォルトのフォルダは c:\sentinel_medic_1.3 です。

サポートへの問い合わせに必要なすべての項目をまとめた、次の「サポートの依頼」に進みます。

 

サポートの依頼

インストールに関する問題が解消されない場合は、Support@Zemax.com まで以下の項目を記述した電子メールを送付してください。

  • お使いの Zemax Opticstudio のリリース日またはバージョン
  • キーに印字されているライセンスシリアル番号(22000など)
  • USB キーが緑色に点灯しているかどうか
  • キーが他のマシンで動作するかどうか (可能であれば)。
  • OpticStudio を起動するとき、または USB キーを接続するときのエラーメッセージ。 
  • USB キーが差し込まれた状態での Windows デバイス マネージャーのスクリーンショット。
  • Sentinel Advanced Medic のテスト結果のスクリーンショット。
  • Sentinel Advanced Medic テストからの Sentinellog.txt ファイル。
  • 取ったトラブルシューティングの手順の要約、およびドライバのインストール中に受信したエラーメッセージ。

以上の項目により、問題の迅速な診断や、より専門的な検証への移管 (必要な場合) に必要なすべての情報が得られます。

KA-01613

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