本記事は、ライセンス認証及び OpticsViewer のインストールと新しいコンピュータでのライセンスの使用法のチュートリアルです。初めて OpticsViewer をインストールする方法について順を追って説明します。OpticsViewer でサポートされている様々な種類のライセンスとそのコンピュータへの認証方法についても説明します。また、インストールとライセンスで起きるトラブルを解決するための有用な情報も含まれています。
著者 Matthew Sutton
Introduction
本記事では OpticsViewer インストール方法について説明します。また、トラブル シューティング記事へのリンクも含まれています。
ライセンス管理者が OpticsViewer のライセンスを初めて構成してアクティベートする場合は、こちらを参照しください。「Zemax ネットワーク ライセンス 用にキーサーバーとクライアントを構成する方法」
始める前に
ここでは、OpticsViewer をインストールし、OpticsViewer ライセンス サーバーに接続しようとしているエンド ユーザーであることを前提としています。
- 所属する組織が現行の OpticsViewer ライセンスを購入していることを確認してください。ライセンスは通常サーバーにインストールされており、使用したい人がアクセスできます。
- 下記の OpticsViewer ダウンロードページに記載されているシステム要件を満たしていることを確認してください。基本的に、64-bit 版の Windows 7 Serivice Pack 1 以降の Windows がインストールされている必要があります。
- ワークステーションにインストールする管理者権限があることを確認してください。
- ソフトウェアをダウンロードしてください。現行および過去のバージョンは、OpticsViewer ダウンロード ページ から入手できます。ダウンロード ページにアクセスするには、Zemax アカウントが必要です。 ライセンスを購入した場合、既に招待状を受け取っているはずです。 それ以外の場合は、ログイン画面の下部にリンクされている登録フォームを記入し、OpticsViewer ライセンス番号を含めてください。
OpticsViewer のインストール
OpticsViewer インストーラをダブル クリックします。セットアップ ウィザードが開き、インストール方法を案内します。EULA (End User License Agreement: エンドユーザー ライセンス条項、ソフトウェア利用許諾契約) が表示されます。ライセンス条項を確認してください。内容に同意した場合、「I accept the agreemnt」 を選択し、「Next」 をクリックして先に進みます。
開いている OpticsViewer のインスタンスまたはマニュアルを閉じるよう指示する画面が表示されます。指示に従った後に、「Next」 をクリックして次に進んでください。
次に、インストール場所を指示する画面が表示されます。デフォルトでは 「C:\Program Files\Zemax OpticsViewer」 にインストールされますが、他の場所やフォルダ名を指定することも可能です。「Next」 をクリックして次に進んでください
同様に、 スタートメニュー フォルダ を指定することが可能です。「Next」 をクリックして次に進んでください。
次に、デスクトップ アイコンやクイック起動アイコンを追加するかどうか選択することができます。「Next」 をクリックして次に進みます。
次の画面では、インストールの概要が表示されます。
「Install」 をクリックして続行します。すると、インストールが進行していることを知らせるダイアログが表示されます。
Prerequisites がインストールされると、OpticsViewer のインストーラーに戻ります。 「Next」 をクリックして次に進みます。
インストールの完了画面になります。OpticsViewer を立ち上げるオプションがあります。チェックしてから「Finish」をクリックすると、OpticsViewer が起動します。
OpticsViewer を開く
OpticsViewer を初めて起動するとロゴ画面が少しの間表示された後、ファイルをコンピュータにコピーする必要があることが通知されます。OpticsViewer が以前にインストールされており、データ フォルダの場所の変更が行われていない場合、ファイルは Windows アカウントの「ドキュメント \ Zemax」 フォルダにコピーされます。この中身は OpticsViewer に付属しているすべてのサンプル ファイルとカタログです。「OK」 をクリックします。
ファイルがコピーされると OpticsViewer が開きます。ライセンスが構成されている場合は、下図のように正しく起動します。Zemax ライセンス マネージャが開き、新しいライセンスのアクティベートが要求された場合は、「OpticsViewer ライセンスの構築」セクションを参照してください。OpticsViewer がクラッシュしたりエラーメッセージが表示される場合は、以下の 「トラブルシューティング」 のセクションを参照してください。
OpticsViewer ライセンスの構築
OpticsViewer はユーザー グループでの使用を想定しており、ネットワーク ライセンスで提供されます。ネットワーク ライセンスはネットワーク サーバーマシンにホストされます。ライセンス シートは異なる OpticsViewer クライアント マシンから使用することができ、購入したシートの最大数までネットワークを介して取得できます。
ライセンス サーバーでライセンスを共有する場合は、この記事を進める前に、「Zemax ネットワーク ライセンス 用にキーサーバーとクライアントを構成する方法」のライセンス サーバー セットアップ に従ってください。
組織のネットワークに接続しているほとんどの場合、これらのタイプのライセンスは 自動的に使用可能になります。そうでない場合は、クライアント マシンでライセンスを構成するため情報が以下で確認できます。
Start...Zemax OpticsViewer..Zemax License Manager から Zemax ライセンス マネージャを立ち上げます。「ライセンス一覧」 タブをクリックします。
- 受け取ったOpticsViewerライセンスが1シートのみで、主要または個人のライセンス ユーザーである場合、Zemax ライセンス マネージャで、マシン上のOpticsViewer アクティベーション コードを使用することができます。
- ライセンス サーバーで既にアクティブ化されている OpticsViewer ライセンスにアクセスする必要がある場合、「Zemax ネットワーク ライセンスにアクセスするための Zemax アプリケーションの設定」を参照してください。
- OpticsViewer ライセンスが表示されているのに 「キーが見つかりません」 のエラーとなる場合、「ソフトキー ライセンスの問題のトラブルシューティング方法」 を参照してください。
トラブルシューティング
OpticsViewer が立ち上がらない時
OpticsViewer でクラッシュ、エラー メッセージ 、または何も起こらない (エラーがない) 場合は、「OpticsViewer インストールに関するトラブルシューティング」 を参照してください。
Zemax Key やライセンスが見つからない時
Zemax ライセンス マネージャのライセンス一覧のページで OpticsViewer のライセンスが表示されない場合、もしくは表示されているのに OpticsViewer が起動しない場合は、「クライアント マシンにおけるネットワーク ライセンスの問題の解決方法」を参照してください。
KA-01856
コメント
記事コメントは受け付けていません。