OpticsBuilder は、レンズ設計データをネイティブな CAD のプラットフォームへと高速かつ完璧な変換を可能にするので、時間を節約し、生産性を向上させます。光学部品形状の再構築を行う必要なしに、ユーザーはより素早く、ワンクリックで変換を始められます。レンズ材料、位置、光源、波長、ディテクタを含む光学設計全体をロードすることができるので、最初から正しく光学系全体を取得でき、光学部品を手動で作成することで発生するエラーが回避されて、光学的に忠実な設計結果を維持することができます。境界光線の表示の簡略化と数学的に制御される形状を使うことにより、パッケージの設計がより早くなります。
著者 Jacob Hart
Introduction
OpticStudio 20.1 以降の [OpticsBuilder 向け準備](Prepare for OpticsBuilder) ツールにより、すべてのサポートされているデータは光学設計とグループ化されます。このデータには、レンズ材料、コーティング、光源の定義、および製造図面データ等が含まれますが、ここにあげた以外のデータも含まれます。結果の OpticsBuilder (.ZBD) ファイルは、必要なすべての情報を CAD ソフトウェアにロードします。ワンクリックするだけで、 OpticsBuilder レンズ設計データをネイティブな CAD のプラットフォームに迅速かつ完璧に変換するので、時間を節約し、生産性を向上させます。
.ZBD ファイルをロードする方法
Creo の新しいアセンブリ ファイルから
1. リボンの中の、 [.ZBD ファイルのインポート](Import .ZBD File) をクリックします。
2. [ZBD ファイルを開く](Open ZBD file) エクスプローラ ウィンドウの中で、/Documents/Zemax/Samples/OpticsBuilderCreo/Heliar フォルダの中の Heliar_37mm.zbd を選びます。
3. ウィンドウの下の方に2つのオプションがあります。
- [既存の設計に合致](Mate into existing design) – 光学設計ファイルを既存のファイルのサブアセンブリ データとして読み込みます。
- [新しい設計を開始](Start new design) – トップレベルのアセンブリ レイヤの部品として光学設計を読み込みます。
注記: [既存の設計に合致](Mate into existing design) は既存のメカのアセンブリ ファイルに光学系を加えるために使います。[新しい設計を開始](Start new design) は光学系に対する新しいメカのアセンブリを設計するときに使います。
4. [開く](Open)をクリックします。OpticsBuilder は、すべての光学系のコンポーネントをグラフィックス領域に自動的にロードし、境界光線を表示します。
KA-01957
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