本項では OpticStudio を使用した結像光学系設計の主な手順を学習できます。シーケンシャル モードでシンプルな結像系をセットアップ、解析、最適化、公差解析の方法を説明します。 また、光学系を CAD にエクスポートし、製造用に ISO 10110 準拠の図面としてレンズ仕様を出力する方法も説明します。
想定所要時間: 3 時間
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光学系の設定
これは、OpticStudio のシーケンシャル モードを理解するための、まさに最初の手順です。この記事では、このソフトウェアのインターフェイスを簡単に説明すると同時に、光学系の仕様に従ってシーケンシャル光学系を作成するために必要となる、基本的な設計の概念と方針を取り上げます。
光学系の解析
OpticStudio には多彩な解析機能が数多く用意されており、それぞれを使用して設計のパフォーマンスを評価できます。この記事では、広く使用されている解析タイプのうち、4 つを使用してシングレットのパフォーマンスを評価します。
光学系の改善
シングレットではパフォーマンスの改善に限度があることは確かですが、OpticStudio を使用して、現状よりも優れた解を見出すことはできます。
公差解析
公差解析とは、目的とする仕様を、"作成したままの" 設計で実現できるように、製造上の不具合とアライメントの誤差による影響を検討するプロセスです。
CAD ファイルによる光学系の共有
光学機械システムの作成では、光学設計部門が最終的な光学設計を機械設計部門と共有することで、アセンブリ周囲の機械的形状を構築し、完全な光学機械設計の仮想プロトタイプを作成できるようにする必要があります
ISO 10110 準拠の図面による光学系の共有
ISO 部品図面は製品に用いられる部品特性の表現に最適です。単一面、シングレットレンズ、ダブレットレンズの図面は、ISO 10110 準拠で作成される場合があります。この標準図面は光学製造業界で広く利用されているため、この出力データは光学関連企業での製造での使用に最適です。
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