Introduction
重要な注意事項
前提条件
- Ansys ライセンス マネージャとインストールされたOpticStudioまたはOpticsBuilderのライセンス
- ライセンス サーバーへの直接アクセスまたはリモート アクセス権
- root 権限または管理者権限
アクセス制御の例
- 特定のユーザー グループまたは 1 人のユーザーにライセンス セットを確保する。
例: シートへのアクセスを常時必要とするユーザーが 1 人いる場合、そのユーザーにライセンスを恒久的に確保できます。 - 特定のマシンまたはユーザーをライセンスから除外します。
はじめに - ライセンスフィーチャーを知る
本ルールは、Ansysライセンスファイルにおいて「機能」として定義されているOpticstudioまたはOpticsBuilderに適用されます。これらの製品エディションに対応する機能は、以下のとおりです。
OpticStudioライセンスでは、各エディションに下位エディションのレベルが含まれることに注意してください。例えば、Enterpriseの場合、ライセンスファイルにはpremiumとproのレベルも記載されています。したがって、アクセス規則を定義する場合は、すべての ZOS レベルを含む規則を作成することを確認してください。
zos_level1 = OpticStudio Professional
zos_level2 = OpticStudio Premium
zos_level3 = OpticStudio Enterprise
zob_level1 = OpticsBuilder
zob_level2 = OpticsBuilder
'ansyslmd.opt' ファイルの保存場所
注 :インストール先フォルダに 'ansyslmd.opt' (テキスト) ファイルが見つからない場合は、そのファイルを作成します (以下はデフォルトの保存場所を示しています)。
Windows:
"C:\Program Files\ANSYS Inc\Shared files\Licensing\license_files\"
Linux:
/ansys_inc/shared_files/licensing/license_files/
使用するキーワード
USER
- オプションを指定して、使用するユーザーを定義します。このオプションでは大文字と小文字が区別されます。
USER username
- 例 : ユーザー bill に Opticstudio Premium ライセンスの 1 シートを確保します。1シートのライセンスしかない場合、ライセンスを使用できるのはビルだけとなりますのでご注意ください。
RESERVE 1 zos_level1 USER bill
RESERVE 1 zos_level2 USER bill
GROUP
- 任意のオプションを指定して、使用するユーザー グループを定義します。このオプションでは大文字と小文字が区別されます。
GROUP group_name user_list
- 例 : tom、jim、bill の各ユーザーで構成するグループ 'Researchers' を定義し、その GROUP に OpticStudio Premium ライセンスを 1 つ確保します。
GROUP Researchers tom jim bill
RESERVE 1 zos_level1 GROUP Researchers
RESERVE 1 zos_level2 GROUP Researchers
注 : 1 人のユーザーが所属できるユーザー グループは必ず 1 つのみです。
HOST_GROUP
- 任意のオプションを指定して、使用するホスト (コンピュータ) のグループを定義します。このオプションでは大文字と小文字が区別されます。 各ホスト名を識別するために、コンピュータのマシン名を使用します。
HOST_GROUP group_name host_list
- 例 : Computer1、Computer2、Computer3からなるHOST_GROUP ZOSPREMを定義します。
HOST_GROUP ZOSPREM Computer1 computer2 computer3
注 : 各ホスト名が属するホスト グループは必ず 1 つのみです。
INCLUDE
- ユーザーあるいはユーザー/ホストの事前に定義されたグループが、この機能のライセンスを使用できるようにします。INCLUDE 文に記述されていないユーザーは、この機能を使用できません。EXCLUDE は INCLUDE よりも優先して適用されます。EXCLUDE リストによる指定と INCLUDE リストによる指定との競合は、EXCLUDE を優先することで解決されています。
INCLUDE feature type {name | group_name}
- 例 : グループ 'researchers' がOpticstudio Professional ライセンスを使用できるようにします。
INCLUDE zos_level1 GROUP researchers
注 : USER_BASED 機能と HOST_BASED 機能には INCLUDE を指定する必要があります。システム管理者は、どのユーザーが製品を使用できるかを INCLUDE で指定します。そのライセンスによって、製品を使用できるユーザーの人数が制限されます。
INCLUDEALL
- ユーザーあるいはユーザー/ホストの事前に定義されたグループが、ライセンス マネージャ上でベンダー デーモンから提供されるすべてのライセンス機能を使用できるようにします。INCLUDEALL 文に記述されていないユーザーは、これらの機能を使用できません。
INCLUDEALL type {name | group_name}
- 例 : ライセンス マネージャ上でベンダー デーモンが提供するすべてのライセンスを、ユーザー 'jane' が使用できるようにします。
INCLUDEALLUSER jane
MAX
- グループまたはユーザーによるライセンス使用数を制限します。
MAX 2 feature type {name | group_name}
- 例 : グループ 'ZOSPREM' が 使用できるライセンスを 2 件に制限します。
MAX 2 zos_level2 GROUP ZOSPREM
MAX 2 zos_level1 GROUP ZOSPREM
EXCLUDE
- ユーザーあるいはユーザー/ホストの事前に定義されたグループがライセンスにアクセスできないようにします。
EXCLUDE feature type {name | group_name}
- 例 : 'Opticstudio Premium' を使用できるユーザーからグループ NOZOS を除外します。
EXCLUDE zos_level2 GROUP NOZOS
EXCLUDE zos_level1 GROUP NOZOS
EXCLUDEALL
- ユーザーあるいはユーザー/ホストの事前に定義されたグループが、現在の FlexLM 上でどのライセンスにもアクセスできないようにします。タイプを定義しない場合は、すべてのタイプ (ユーザー、グループ、ホスト) が、どのライセンス機能にもアクセスできなくなります。
EXCLUDEALL type {name | group_name}
- 例 : 現在のライセンス マネージャ上でベンダー デーモンが提供するどのライセンス機能も、ホスト名が 'sky' のマシンからはチェックアウトできないようにします。
EXCLUDEALL HOST sky
RESERVE
- ユーザー、ホスト、あるいはユーザー/ホストのグループにライセンスを確保します。
RESERVE number feature type {name | group_name}
- 例 : ユーザー 'jill' にOpticStudio Premium のライセンスを 1 件確保します。
RESERVE 1 zos_level1 USER jill
RESERVE 1 zos_level2 USER jill
EXPDATE
- 事前定義したユーザー、ホスト、あるいはユーザー/ホストの事前に定義されたグループに確保するライセンスの有効期限を指定します
EXPDATE={expiry_date}
- 例 : 有効期限を 2022 年 1 月 31 日としたOpticStudio Premiumのライセンスをグループ 'ZOSPREM’ に 1 件確保します。
RESERVE 1 zos_level1:EXPDATE=31-jan-2022 GROUP ZOSPREM
RESERVE 1 zos_level2:EXPDATE=31-jan-2022 GROUP ZOSPREM
注 : ここで指定する 「機能」 と 「有効期限」 は、ライセンス ファイルに記述されている該当の値と一致している必要があります。
TIMEOUT
このキーワードは、Opticstudio または OpticsBuilder が閉じられているが、サーバー上でライセンスが開いたままになっている場合 (アプリケーションのクラッシュやネットワークの変更の場合) にライセンスを解放するためにライセンス ファイルで使用できます。
Zemax ソフトウェアが開いている場合、これによってライセンスがタイムアウトになることはありません。アプリケーションはライセンス サーバーに常にチェックインしようとしています。
- 非アクティブなライセンスが解放され、ベンダー デーモンによって回収されるまでの時間を設定します。
- 最小タイムアウトは 3600 秒 (1 時間) です。
TIMEOUT feature{:keyword=value} seconds
OpticStudio Professional を 1 時間でタイムアウトするには、以下を使用します:
TIMEOUT feature:zos_level1 3600
TIMEOUTALL
- TIMEOUT と同様ですが、ライセンスファイル内のすべての機能に適用されます。
TIMEOUTALL 7200
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