本記事では、解析ウィンドウの基本的な使用方法について説明します。
著者 Takashi Ishikawa
解析ウィンドウには、エディタで入力したレンズについて計算したデータがグラフィックまたはテキストの形式で表示されます。解析ウィンドウではレンズ データを変更できません。このウィンドウには、レンズ光学系の性能をさまざまな側面から診断した情報が表示されます。
すべての解析ウィンドウは、同じユーザ インターフェイスで動作し、メニュー バーも共通です。
- [設定](Settings) アイコンをクリックすると、計算に渡す入力パラメータを設定するダイアログ ボックスの表示と非表示を切り替えることができます。[保存] (Save)、[読み込み] (Load)、[リセット] (Reset) の各ボタンでは、それぞれデフォルト設定の保存、再読み込み、工場出荷時設定の復元が可能です。どのウィンドウで保存した設定も、固有の設定がないすべてのファイルのデフォルト設定になります。したがって、目的の設定が、すべての作業に自動的に反映されます。
- メニュー項目の [更新] (Update) ([設定](Settings) アイコンの隣) をクリックするか、解析ウィンドウの任意の場所をダブルクリックすると、解析ウィンドウが再計算されます。
- ウィンドウには、標準的な [コピー] (Copy)、[名前を付けて保存] (Save As)、[印刷](Print) の各アイコンがあります。
- マウスの右ボタンをクリックすると、コンテキスト メニューが表示されます。三次元データを表示する解析ウィンドウには、二次元データ プロットの解析ウィンドウよりも多くのオプションがあります。
- 各種の注釈ツールを使用すると、テキスト、矩形、矢印、線分などによる注釈を解析に追加できます。
- ウィンドウに対しては、ロック、ロック解除、複製、オーバーレイ、描画解像度の変更が可能です。
- 目的の領域を拡大するには、マウスでクリックしたままドラッグして対象領域を囲むか、x 軸と y 軸の端にある灰色のバーをクリックしたままドラッグするか、マウスで右クリックしてコンテキスト メニューから [座標軸を編集オプション] (Edit Axis Options) を選択します。
- [テキスト](Text) タブには、計算の基準となるデータが表示されます。このデータの全体または一部 (目的の部分を強調表示して右クリックします) をクリップボードにコピーしたり、テキスト ファイルに保存したり
解析ウィンドウのさまざまな機能をしばらく試してみてください。解析ウィンドウでは設計データを一切変更できないので、データを破損する心配がありません。
KA-01903
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